YMCA of Hong Kong Christian College(Secondary School)

ローカル系インター校の情報

YMCA of Hong Kong Christian CollegeはLantau島 トンチョンにあるローカル系のインター校です。

カリキュラムは香港の教育システムに則っていますのでHKCEEやHKALEを受験しないといけませんが、学校のサイトを見たところでは英語に力を入れた英文校の特別校といった感じです。

授業はおもに英語で行われるため英語を話せることが条件と思いますが、学校のポリシーでは英語のバイリンガルを目指すと書いてありますので、たぶん広東語と英語のバイリンガルという意味でしょう。

英語を話せない生徒に門戸を開いているかどうかはわかりませんが、
中国語の科目(マンダリン以外は)はありませんので、ある程度英語ができるようになれば着いていくことができるかもしれません。

カリキュラム

  • 英語      基礎英語
  • 英文学     文学を通して西洋文化を学ぶための科目
  • 中国語     中国語を理解している人向け?
  • 中国語基礎   中国語を基礎から学べます。(GCSE受験可)
  • フランス語   選択科目 
  • 広東語     中学過程で取れます。(HKCEE前)

  • その他一般的な必修科目

数学、生物、化学、物理、歴史(世界史、中国史が学べます)、地理

  • 特殊科目

経済、ビジネススタディー会計学、商業
Travel & Tourism

  • 体育、美術、音楽


この学校はたぶん途中編入は難しいのではないかと思いますが、
中学からはじめる分にはたくさんのことが学べておもしろそうです。

これで中学卒業した生徒が編入できれば良いのですが、英語が不十分な状態でHKALEに挑むのは大変そうなので無理かもしれません。

掲示板でこの学校についての詳しい情報がございますので参考になさってください。
情報1
情報2

この学校を卒業した後は、香港有名大学および、世界の大学へ進学可能です。

何より嬉しいのは学費がローカル校と同じぐらいなので経済的にインター校は難しいという場合は適していると思います。
年間通して HK$15000~HK$18000(2009年度)ですからインター校の2か月分ほどということですね。これはうらやましいです。

しかし、もしこの学校が香港の英文校に近い形で指導している場合は、英語で授業が行われると言えど、補助的な形で教師が広東語を話す場合があるので、広東語ができない場合は苦労するかもしれません。
ですから、純日本人というより、香港人と日本人のハーフのお子さん向けかもしれません。

Native English Speakerから見て、香港大学に通う香港人の英語力はやはりNativeやInt'l School出身者の英語力よりも表現力、発音、語彙力すべての面で落ちるので、英語力を重視する場合はインター校に通わせた方がいいかもしれません。というのは同じような理由でHKCEE終了後 ローカル英文校からESFなどのインター校に編入してインター校を卒業する生徒も少なからずいるのです。

しかし、カリキュラムは充実していますし、長く香港で暮らす人にとってはこのような学校はかなり魅力的だと思います。
中国語、広東語を学べるというのはなかなか魅力的ですよね。

学校のWebsiteはココです。

興味のある方は直接問い合わせてみてください。

各ブログにコメント欄がありますので、質問等ありましたらそちらに書いていただいて結構です。
どんどんコメントお待ちしています。

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最近のインターナショナルスクールの傾向について

私のホームページの掲示板でも香港のインターナショナルスクールや幼稚園についていろいろと話し合われているのですが、最近来られた方がいくつか学校見学に行かれて、そこで感じたことを書いてくださいました。

15年前はインターネットによる情報収集ができなかったため、
学校選びはまったくのクチコミと言いますか、駐在している方のアドバイスに頼るしかありませんでした。
それに選択肢もいまみたいにたくさんありませんでしたからね。

掲示板への書き込みはかなり詳しいですので皆さんもご覧になってみてください。今の状況がよくわかるかと思います。

それを読んで感じたことは、香港人家庭に裕福な人が増えたことです。
そしてその多くがインターナショナルスクールを選びます。
お金がたくさんある人たちは、だいたいHKISやChinese Int'l School、そしてSingapore Int'l School, German Swiss Int'l Schoolなどに子どもを通わせるケースが多いようです。
ですから、これらの学校の登下校時には、運転手が車で子どもを連れてくることも多く、生活レベルの違いをまざまざと感じると思います。

そして、これらの学校に入ること=エリートコースまっしぐらで、
子ども達は小さい頃から習い事で放課後や土曜日のスケジュールはうまっていて、何もせずとも勉強できる環境を子どものころから自然に作られていることが多いです。
中には高学年から海外のボーディングスクールに入る子どもも少なからずいます。

いくら良い学校とされていても、勉強熱心でない学校はこれらの人には不人気で、いずれ上記の学校に転校することが多いのではないかな?

イギリスの公立のカリキュラムに準じているESFの小学校は、上の学校に比べてまだ庶民的な層の子どもが通うため雰囲気もまた違うのですが、
その中にも富裕層は結構な数いますから、普通の家庭から入った場合はその差がちょっとしんどいこともあるかもしれません。
それから、学費が少々お安いこともあって、今は香港人がすごく増えているようで、もはやインター校と呼べないという方もおられます。

娘のころとはずいぶん様変わりしているようですね。
とにかく参考になりますので
詳しいことは私の掲示板をご覧になってください。

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小学校高学年でデリアに編入した場合の宿題

娘がデリア生を数人教えており、少ないですがその中には高学年からの編入ケースもあります。

今日は娘から聞いた学校の宿題についてお話したいと思います。

Grade5〜6のお話です。

デリアに入ってそれほど時間が経たない状況なので
もちろんESLをとっていますが、Elementaryの場合はESLと言っても、一日の授業のうち1枠をESLで過ごします。
もし娘のころと状況が変わっていなければ、レギュラー生が国語(English)をやっている間に英語ができない生徒のみESLクラスで学ぶという感じだと思います。

しかし、それ以外のScience, Math, Social Studies(社会)はレギュラー生と一緒に当たり前に授業を受けなければなりません。
それって、はっきりいってすごく大変なことなのです。

Grade5~6は小学校5年生、6年生と同じぐらいだと思うのですが、
学んでいる内容はかなりアカデミックです。
この学年、ESFの学校ですとSecondaryがはじまっており、Year7,8といった学年で、どちらを取っても授業がぐーんと本格的になっていく段階で、新しい言葉もたくさん覚えないといけません。

日本からやってきたり、日本人小学校を卒業してから編入したりした場合、英語はほぼゼロに等しく、これらの教科を英語で学んでもちんぷんかんぷんだと思います。

しかし、わからないからと言って取り組まなければ何にも進歩しませんよね。たぶんこの時の苦労ってお子さんも親御さんもすごいと感じます。


娘が宿題のお手伝いをした一つは、
Natural Resources (天然資源)から何か一つ選んで、
それについて自分なりにまとめるといった宿題でした。これはGeographyの宿題ですね。
娘はまず、インターネットで情報を集める方法(リサーチ)を生徒さんに教えて、今度はそのリサーチした結果をどのようにまとめていくかを教えたそうです。
フローチャートにしたり、そのやり方はいろいろありますね。
その後、その結果から得た事実(factですね)を自分なりにまとめて、人に見せられる状態にします。
娘はこの最後の部分は生徒さんが自分の力でやらなければと感じたので、最後がどんな形になったかはわからないそうですが、
娘の学校では、ほぼ100%の生徒がコンピューターでやっていたということです。
別の紙に手書きしてきれいに仕上げてもかまわないし、パワーポイントなどを使って、最初からプレゼン用に作ってもかまわないと思います。

その前は、歴史の宿題で学校でビデオを見せられ、与えられた問題に答えるというのもあったそうです。
実はこの問題を私も見たのですが、とてもじゃないけど入りたての生徒にやらせる内容ではなかったです。でもESL以外は普通のクラスにいるので仕方ないですね。


もう一つのケースでは政治の仕組みについて学んでいて、
生徒さんがまったく理解できていなかったので、一つ一つ単語を拾い出しながら一緒にやったと言っていました。
出てきた言葉は、ニュースにも普通に出てくる政治用語で、政治について学んだことのない場合は、その仕組みをまずは日本語で理解して、そのうえ英語の単語も覚えなければならないので、実に大変と言っていました。
大変かもしれないけれど、毎日教科書とノートを持ち帰って、その日やった内容は必ず家で復習をして行かなければどんどん後れてしまうということでした。
今度は物理を一緒にやるそうです。

高学年で編入する場合は、英語で理解することも大切ですが、理解しやすい母語と一緒にやった方が理解度は深まりそうですね。
中学校の生物、化学、物理、歴史、公民などの教科書が役に立ちそうですね。

各ブログにコメント欄がありますので、質問等ありましたらそちらに書いていただいて結構です。
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ESL終了後のプログラムおよび単位について

ESLプログラムについて前回書きましたが質問などはありませんか?
もし不明な点がありましたらコメント欄にお願いします。
メールでもかまいません。

さて、1年のESLプログラムを終了して無事レギュラークラスに入ったあとの話を今日は書きたいと思います。

デリアのカリキュラムはOSSD Programに基づいて組まれています。
Ontario Secondary School Diploma, つまりオンタリオ州が定めた高校教育コースです。
______________________________________________________
Grade9〜Grade12
取得単位数:30単位 (1単位 110時間)
必修単位: 18単位
コミュニティーサービス(ボランティア):最低40時間
______________________________________________________

上記が卒業までに必要な単位数で、これをきちんと履修したうえで、
OSSLT(Grade 10 Literacy Test)もしくはOLC40というテストに合格することで卒業が認められます。
通常レギュラークラスの生徒はOSSLTに挑戦しますが、なかなか難しく合格率がかなり低かったこともあり、今ではOLC40という別コースが作られました。

必修単位である18単位は

科目            総単位数
_____________________________________________________
English (1単位/学年)....................4
Mathematics (少なくとも1単位/G11orG12)....3
Science......................................2
Canadian History.............................1
Canadian Geography...........................1
Arts.........................................1
French or Putonghua..........................1
Health and PE................................1
Civics/0.5 and Career/0.5....................1

                                                                                                          • -

Total........................................15
ここまでは必修です。
それから選択科目で3単位必要です。
______________________________________________________
English (Guidance and Career education)
Third Launguage (Cooperative education)
Social sciences and the humanities
Canadian and world studies
この中から1科目選択....................... 1
______________________________________________________
Health and Physical education
The arts
Business studies
この中から1科目選択....................... 1
______________________________________________________
Science
Technological education
この中から1科目選択....................... 1
______________________________________________________
合計単位数................................. 18
======================================================
デリアスクールに入る前に、詳しく単位数の書かれた用紙を一人ずつ渡されます。そこに卒業までのスケジュールが書かれます。

長くなりましたので今日はここまでにします。
続きはまた次回に書きます。

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ESL Programについて

先日 娘が日本人のお子さんのデリアスクール編入の際行われるインタビューに、通訳として着いていくことになり、今まで疑問に思っていた点を私がリストにしたので、教頭先生じきじきにお話を聞いてきました。
その内容について報告したいと思います。

状況は日本人中学からの編入です。
この生徒さんの場合、Grade9〜Grade12の4年間のプログラムです。
日本人学校卒業後の場合はG10〜G12の3年間のプログラムになります。
デリアを卒業するのに必要な単位は30 course credit (30コース単位)で、そのうち18単位(教科)は必修です。
1単位=110時間 + 50%以上の出席率です。


まず、日本人学校からの編入の場合、そのほとんどがESLを取ることになります。
ESLはA→B→C→Dの4段階になっており、1段階110時間の授業量になります。そして110時間のコースが終わるごとにテストが行われ、
そのテストで50%以上(最低50%)を取ることで次の段階に上がれます。
そして最後のDは、テストの結果によってYear10の英語を取ることができるか、一つ下の学年Year9の英語になるかで、大きく分かれるため、できるだけ70%以上でパスすることは今後のことを考えると非常に大切です。
A〜DのESL終了=4単位取得となり、1年間で4単位をおさめることはOSSDプログラムを終了するためのミニマム単位です。
(OSSDについては次回書きます)
今の予定では今からはじめて、来年の同じ時期までにDを70%以上でパスすることでG10からEnglish10を取ることができます。
しかし、Dを低い点数でパスした場合はEnglish9をやり直さなければならず、1年間損することになります。ですからできるだけ高い点数でESLを終えなければなりません。

G9でESLをやりながら取ることのできる科目はPE(体育)、アート、コンピューターの3科目ですが、教科のスケジュールによりどの科目でも取ることができるのではないようです。
この3科目は単位が取れませんので、この教科をやらず図書館で自習してもかまわないようです。

ESLはオンタリオプログラムのESLにそって行われます。
主にコンピューターを使ったプログラムなので、コンピューターさえあれば家からでもオンラインで学ぶことができます。
学校の授業だけで勉強するのではなく、家庭でもしっかり勉強して、その後行われるOSSDやOLCのコースにパスできるだけの英語力を短期間でつけなければならないので、かなりハードな学習体制を整えなければなりません。
オンラインで学習内容がチェックできるので、家庭教師をつけて学ぶ際も、できるだけこの内容を先生にチェックしてもらって、毎回の授業を無駄にしないように対処してもらうことが大切ですね。

次回はESL終了後のプログラムについて書きたいと思います。

尚、このケースは4年間のプログラムですので、これが卒業まで3年のプログラムになるともっと過酷になるということを理解しておいてください。



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インターナショナルスクールを選ぶのは間違ってる?

なかなか更新できないでいますが、コメントも少しずついただけるようになってきたので、
書くことにも力が入ります。ありがとうございます。
何でもかまいません。コメント、質問をいただけると助かります。

インター校に入られた方、これから入れようかと考えておられるかた、
日本人学校へ通っているけれど英語を習わせたい、自らの英語も磨きたいとお考えの方、
Tutorの紹介も行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
詳しいことは一番下をごらんになってください。

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さて某香港系掲示板にちょっと考えさせられる書き込みがありました。

「日本人として日本の政治や社会について知っておくことは大切。
なのにどうしてインター校に入れたがるのでしょうか?」

簡単に言えばそのような書き込みでした。

確かに日本人として生きていくうえで日本の政治システムや社会の成り立ちを学んでおくことは非常に大切だと感じます。

しかし、海外に出て行く日本人とその家族、どの国にも日本人学校があるわけでもなく、場合によっては世界共通語である英語の学習機関に入ることができず、現地校で現地語で学ぶしか無いこともあると思います。

英語を身につけるのも、その他現地語を身につけるのも、学校に入ってしまえばたいして苦労の差は無いと感じますし、香港と違い、その現地語でしか暮らせない環境では、もっと習得は早いでしょう。

大切な教育の内容は国によって違うでしょうから、その教育レベルが日本のそれより格段に低い場合はその土地にあるインターナショナルスクールに入れるのが最善の方法だと思います。
しかし、先進国であればどの言葉で教育を受けようとそれなりの教育が受けられるのではと感じるのです。

時には日本で受ける教育より質の良い教育が受けられる場所もあるだろうし、最終的に質の良い教育が受けられる場であれば場所は問われないと思います。

歴史や社会はその土地独特のものがありますから、日本人として最低限の日本史、倫理社会、公民などを自分で勉強することは大切だと感じますが、今ではどの国にいてもNHKが見られたり、インターネットで日本のことを知る方法はたくさんあります。
うちの娘も日本の歴史は学んでいませんが、本を読んだり、歴史関係の映画を見ることである程度は理解していると感じます。
政治に関しては、日々伝えられる政治的なニュースにとても興味を持っていますので一生懸命聞いています。
科学的なことは、英語で学んでいますが、同じ内容のことを日本語で聞いてもまったくわからないことはなく、聞きながら「あっ、これは英語で○○のことを話しているのだな。」と咀嚼しながら見ているのがわかります。

大切なのは、大人になったとき、日本語のニュースを見たり聞いたりできるだけの日本語力を維持しておくことだと思います。
できれば読み書きも完璧にできるのであればそれも頑張ったほうがいいですが、うちは無理強いしませんでしたので、コンピューター上で書くことは7割程度できますが、わからない漢字も多々あり問題は残されています。

ずっとインター校や現地校で学んだ子供たちが大学の帰国子女枠で日本の大学に入っていますが、帰国子女の多い学校ではそれなりのサポートもありますし、4年間でたいていの日本語は読み書きできるようになるようです。
もともと英語できちんと文章を読めて書くだけの力がありますので、それに比例して日本語も身についていくようです。
もちろん大学のレベルや、本人の努力も比例するのですが…

低学年で3〜4年程度の赴任で海外に出る場合、今度は帰ってからでも十分日本の教育に戻るだけの時間がありますし、低学年ということで通信教育をやりながら家庭でフォローも比較的簡単にできます。
一番簡単な方法は、いろんなカテゴリーの本をたくさん読んであげることだと感じます。
幸いNHKは質の良い番組がたくさん放送されていますので、お子さんと一緒に見て楽しめる番組も多いですし、今ではロケフリなど優れたサービスも存在しており、リアルタイムで日本のテレビ番組を見ることができますので、教育テレビを通してたくさんの知識を身につけることができるのではないでしょうか?技術が進んでいくにつれて、日本と世界の距離は格段に近くなり、母語の維持も簡単になっていますね。


親としてできることはいろいろありますが、家庭内での親子の活発な会話、お子さんを刺激する語りかけ、そういうものがきちんとしていれば何も心配することは無いと思います。

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Listening力をつけるのはどうしたらいいの?

しばらく更新できませんでした。
時間が無かったのも事実ですが、「書く」「読む」と来たら最後は「聞く」です。しかしListeningが一番弱い私にはさほど書くことがないのですよ。
だから更新できなかったのです。

年齢が小さい時期でのインター校入学は、耳の臨界期(9〜10歳)に達していない場合は学校に日本人が多い、Native speakerの生徒が極端に少ない場合でも、かなり問題なく先生方が話すきれいな英語が聞き取れるようになり、その発音もNativeに近づきます。
インター校に通う年数が長いほど定着します。

しかし、中学生、高校生になってからの編入はなかなか難しいと思います。それでも大人よりはずいぶんましだと言い切っていいでしょう。

私は17歳で初めてアメリカへ行ったのですが、そのとき自分の耳が悪いことを実感しました。
アメリカ人が言っていることがわからない。単語の意味がわからないとパニックになっているうちに話は違う話に移っていったりと、ドーンと落ち込みました。
その頃、英語を勉強する音源は少しの英会話キットのテープとレコードだけでしたからね。
今はpod castなど気軽にDLして英語を聞く音源がいっぱいあるので、そういうものを利用して日頃からnaturalな英語を聞く方法はいっぱいあります。

その文明の時代を生きていたとしても私の耳はだめですね。
ちょっと聞き取りにくい英語話者につかまるとフリーズしてしまいます。
特に、彼らが話す言葉の中に意味のわからないものが出てくるとそこで思考がストップしてしまうので、そういう意味でも年齢が大きければ大きいほどたくさんの英語を読んで単語やフレーズの意味を知っておくことは大切です。だからやっぱり読み書きから入った方が断然楽なのかなと思ってこれを書いています。

では何をすればいいか?
やはりニュースやインタビューなどの音源+その英文を探して、まずは一通り英語の音を何度も繰り返し聴いてみることをおすすめします。
そして英文を確認してわからない部分、聞き取れない部分を徹底的に勉強します。
慣れてきたらそれをshadowingすることで今度は口、舌を鍛えます。
shadowingとは流れてくる英語を同時に口に出すことです。
簡単なところでは英語の歌でもいいですよ。
Carpentersの歌は英語がきれいなのでおすすめです。
Beatlesも英語がまだ優しいのと、メロディーが口ずさみやすいので私はBeatlesで頑張りました。
英語の歌は語彙を増やすのにも役に立ちますしね。

今はオーディオブックなどもあるので、子供向けの簡単なものを探して、例えば寝る前にベッドで聞くなどするのも勉強しやすい方法ですね。

もっと慣れたら映画ですね。
子供向けのお話は比較的英語がきれいで良い教材となります。
ディズニーのDVDなどでも悪くはないかな?
最初から字幕を出さないでくださいね。最初はとにかく耳だけに頼ることです。そのうち確認の意味で字幕を出して勉強してください。

とにかくこういう練習はできればインター校編入前からバンバンやって欲しいです。