小学校高学年でデリアに編入した場合の宿題

娘がデリア生を数人教えており、少ないですがその中には高学年からの編入ケースもあります。

今日は娘から聞いた学校の宿題についてお話したいと思います。

Grade5〜6のお話です。

デリアに入ってそれほど時間が経たない状況なので
もちろんESLをとっていますが、Elementaryの場合はESLと言っても、一日の授業のうち1枠をESLで過ごします。
もし娘のころと状況が変わっていなければ、レギュラー生が国語(English)をやっている間に英語ができない生徒のみESLクラスで学ぶという感じだと思います。

しかし、それ以外のScience, Math, Social Studies(社会)はレギュラー生と一緒に当たり前に授業を受けなければなりません。
それって、はっきりいってすごく大変なことなのです。

Grade5~6は小学校5年生、6年生と同じぐらいだと思うのですが、
学んでいる内容はかなりアカデミックです。
この学年、ESFの学校ですとSecondaryがはじまっており、Year7,8といった学年で、どちらを取っても授業がぐーんと本格的になっていく段階で、新しい言葉もたくさん覚えないといけません。

日本からやってきたり、日本人小学校を卒業してから編入したりした場合、英語はほぼゼロに等しく、これらの教科を英語で学んでもちんぷんかんぷんだと思います。

しかし、わからないからと言って取り組まなければ何にも進歩しませんよね。たぶんこの時の苦労ってお子さんも親御さんもすごいと感じます。


娘が宿題のお手伝いをした一つは、
Natural Resources (天然資源)から何か一つ選んで、
それについて自分なりにまとめるといった宿題でした。これはGeographyの宿題ですね。
娘はまず、インターネットで情報を集める方法(リサーチ)を生徒さんに教えて、今度はそのリサーチした結果をどのようにまとめていくかを教えたそうです。
フローチャートにしたり、そのやり方はいろいろありますね。
その後、その結果から得た事実(factですね)を自分なりにまとめて、人に見せられる状態にします。
娘はこの最後の部分は生徒さんが自分の力でやらなければと感じたので、最後がどんな形になったかはわからないそうですが、
娘の学校では、ほぼ100%の生徒がコンピューターでやっていたということです。
別の紙に手書きしてきれいに仕上げてもかまわないし、パワーポイントなどを使って、最初からプレゼン用に作ってもかまわないと思います。

その前は、歴史の宿題で学校でビデオを見せられ、与えられた問題に答えるというのもあったそうです。
実はこの問題を私も見たのですが、とてもじゃないけど入りたての生徒にやらせる内容ではなかったです。でもESL以外は普通のクラスにいるので仕方ないですね。


もう一つのケースでは政治の仕組みについて学んでいて、
生徒さんがまったく理解できていなかったので、一つ一つ単語を拾い出しながら一緒にやったと言っていました。
出てきた言葉は、ニュースにも普通に出てくる政治用語で、政治について学んだことのない場合は、その仕組みをまずは日本語で理解して、そのうえ英語の単語も覚えなければならないので、実に大変と言っていました。
大変かもしれないけれど、毎日教科書とノートを持ち帰って、その日やった内容は必ず家で復習をして行かなければどんどん後れてしまうということでした。
今度は物理を一緒にやるそうです。

高学年で編入する場合は、英語で理解することも大切ですが、理解しやすい母語と一緒にやった方が理解度は深まりそうですね。
中学校の生物、化学、物理、歴史、公民などの教科書が役に立ちそうですね。

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