読む力をつけるためには? 2

読むことに慣れてきたらどうするか?

また続きは次回に書きますと書きましたが、あらためて考えてみてもなかなか良い方法が思いつきませんね。

私がPapaerbackを読み始めたのも実は香港に来てからです。
英語は勉強していましたが、英語の本を読むなんて思いつきませんでした。
ある日、娘がクラスで、 "Charlotte's Web" (邦題 シャーロットの贈り物)を勉強していました。

確か1年生か2年生かよく覚えていませんが、小さかったことは覚えています。このお話はアメリカの小学校では必ず使われる由緒ある小説です。
このお話を通して、Farm Animalについて学んでいたような記憶があるのですが、定かではありません。
ちょうど家庭教師の先生が、このお話はおもしろいから、是非Junpeiも読んでみたらとすすめてくれたので、初めて英語で書かれた小説を手にしたのです。
最初はなかなか進まなかったのですが、単語自体はそれほど難しいものもなかったので、辞書をひかなくてもなんとか読めるレベルでした。
そのうち話がおもしろくなってきて、そのまま読破したというわけです。
児童書ですが、大人が読んでも十分に楽しめる本でした。

インター校に入ってからというもの、さまざまな絵本と簡単な子供向けペーパーバックを家庭学習に使っており、学校から帰ってきた娘に意味がわかってもわからなくても、とにかく1冊の本を読ませることを習慣としていたのです。(Phonicsをすべて終了した後)
絵本なら最初から文字数が限られているので、わからない単語に出会ったときは辞書で調べて、使えるフレーズはノートに書かせて練習させていました。(今 娘はそれを続けたことが本当に苦しかったけれど良かったと言っています。)
子供向けの簡単な本は毎日少しずつ読み進めていくことを日課としていたので、私自身、自然と英語の本を読む基礎ができていたのかもしれません。
そして挑んだ"Charlotte's Web"でした。

これを読破したことで自信がついた私は、ブッククラブで購入した児童書を次々と読んでいきました。
そして、1年も経たないうちにシドニー・シェルダン"The other side of midnight"に挑戦したのでした。シドニー・シェルダンの話は内容がおもしろいので初心者にはおすすめの本です。


特に問題もなくこの本も読むことができました。
そしてAmy Tanの小説や、Stephen Kingなども手に取るようになっていったのです。
これと平行して、毎日英字新聞を読むようになりました。
英字新聞は今起きていることを勉強するのに役立ちます。
一度買うと3日ぐらいかかるので、週2回か3回ぐらいしか買いませんでしたが、英会話のレッスンにも新聞の話題がよく出たので、そのときは覚えたばかりの単語を使う練習にもなり、相乗効果がありました。

わからない単語はいっぱい出てきますが、読んでいるうちにどの単語がポイントなのかがわかってきます。ですから辞書で調べる時間も減ってきて、そのうち時事英語に慣れてくるというわけです。

主婦向けのアメリカの雑誌やゴシップ誌などもよく読みました。
生活英語がたくさん出てくるので勉強になりますし、
料理用語なども覚えられます。雑誌は視覚にうったえてくるものも多いですので、頭に残りやすいように思いました。

インターナショナルスクールのセカンダリーに入ったら、私みたいな悠長な勉強法ではまったく追いつかないことと思いますが、セカンダリーに入ることを決心したその日から、このような勉強法を取り入れることが大切だと思います。

今はインターネットでさまざまな英語にふれられますので、
本は大変というかたは、インターネットで興味のある記事を見つけて毎日読むのも一案ですね。

おすすめの本はそれぞれAmazonにリンクしてあります。
シェルダンのこのお話も、シャーロットウエブもどちらも映画化されていますので、
本を読んだ後に是非DVDをごらんになってください。

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どんどんコメントお待ちしています。

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読む力をつけるためには?

インター校に入るまで、日本の学校で習う英語にしか触れていなかった場合、英語で書かれた普通の教科書を開いたとき、子供は軽いショックを受けるのではと思います。
こちらの教科書は容赦なく分厚く大きいですから、そこからの威圧感もあるかもしれません。

セカンダリースクールでどのような内容の授業が行われているのか、どのぐらいの英語が必要とされるのか、まずは娘が使っていたBiology(生物)の本を参考にしてみます。

"Molecules and Cells"というタイトルの本です。
日本語だと「分子と細胞」ってことかな?

まず1ページ目に書かれている内容から二つほどピックアップします。

Role of biological molecules
In order to gain an understanding of the nature of metabolic reactions within cells, it is helpful to know something about the structure and properties of the molecules involved......

Metabolism is the term used to describe all the reactions taking place within cells. These reactions can be divided into anabolic. In which compounds are being built up, or synthesised, and catabolic.......

この教科書は高校生のころに使っていたものですが、どこのセカンダリーでも同じようなレベルの教科書が使われていると思います。

中学以上で編入する場合は、前にも紹介したとおり、まずはESLに入って段階を踏みながら英語を学ぶので、それ以外の教科はあまり取らずに済むということですが、ESL終了後レギュラークラスに入った後は上記のような英語が書かれた教科書で学ぶことになります。

短期間のESLでどこまで上記英語に対応できるレベルになるのかは不明ですが、レギュラークラスに入ってからは辞書を思いっきり引いて、とにかく意味だけでもつかめるようにしないといけないでしょうね。
よくインター校や現地校に入った子供の宿題をするために、親子で夜中まで取り組んだという話を聞きますが、
子供一人で手に負えない場合は親子で取り組むしかないのでしょう。

それでもいきなりは大変です
インター校に編入することを意識したその日から、できるだけ多くの本を読んで、普通の英語に慣れながら語彙を増やしていくことができるといいですね。

それではどのように「読む力」をつければ良いのか、
思いつくままに書いていきたいと思います。

6歳でインター校に通い始めた娘もESLのお世話になりました。
ESLの時間は、先生が絵本などをたくさん読んでくれて、もちろん日本語で説明しているわけでもなく、知らない単語はひたすら"Guess what?"だったそうです。絵を見ながら意味を考えろってことですね。
こうして学んで1年後にはかなりの語彙数がつき、簡単な会話が成り立っていたのですごいなと感じましたが、年齢が大きければ大きいほど大変かもしれません。
だって、日本語で理解したいじゃないですか!

最初はとにかく児童書で良いので、単語数があまり多くない良質なお話をたくさん読むことです。
しかし、1文の中にわからない単語が続出する本はいやになるものです。
だから、自分のレベルにあわせて読める本を選ぶことが大切です。
もちろんわからない単語は前後の流れで意味を想像してみることが大切です。何度も同じ単語に出会っているうちに意味がはっきりしてくることもありますし、何度見てもわからないものがあります。
それは辞書で調べてください。
辞書の使い方は「書く話」に書きましたので、それと同じでいいです。

しかし本を読んでいるときは辞書をひくのは、意味を確認する行為のみで、あとはどんどん話しを読み進めていった方がいいでしょう。
時間があれば、あとで調べた単語をまとめたり、例文を書き写したりすることをしてもいいですね。

年相応の読み物を選ぶと最初はまったくわからないと思いますので、Nativeの子供が読む簡単な本で始めてください。そのときに日本語で読んだことのあるお話を選ぶといいですよ。
話がわかっている分、知らない単語の意味も考えやすいですからね。

香港におられる方は、本屋に行けばたくさんの児童書がならんでいますので、そこで自分の読みたいものを探してもいいし、図書館を利用するのもいいですね。
物語からNon-fictionまでいろんな本を選ぶことも大切です。
私が読んでおもしろいと思ったのは"Horrible Science""Horrible History"です。
いろんな種類があるので興味のあるものを選んで読めば楽しいと思いますよ。
これは子供向けの本なので、中学生ぐらいでも無理したら読めないことはないと思います。

例えば

"The Terrible Truth About Time"という本は
The Terrible Truth about Time will get your ticker racing! Don't wait a minute longer to discover:
*What happens if you go too close to a black hole?
*How do flies tell the time?
*Why the years pass more quickly as you get older?
ちょっとおもしろそうでしょう。

Historyシリーズもいろんな時代に分類されていてたくさんの本が出版されています。

これはエジプトのお話ですね。

本を読み続けているうちにある程度慣れてきますので、
そこまで行けばどんどん新しい本に挑戦できるようになるはずです。

これはとっかかりです。
英語を読むことに慣れてきたら次のステップに進みましょう。
そのお話は次回にでも…

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英語を書くために揃えておくと便利なもの

昨日はセカンダリ編入に備えて書く練習をして欲しいと書きました。
もちろん書くためには、「読む」ことの方が大切なのですが、読むことについては改めて書くことにして、まずは学校で学んだ英語をフル活用するために、自分が体験したこと、感じたこと、考えたことを簡単な英語で書く習慣をつけて欲しいと思いました。

そのために最低限そろえてもらいたいものは辞書です。
英語の書き方の本もたくさん出版されていますのでそういうものを参考に書くのもおすすめですが、たいていのことは辞書で調べることで間に合うと思います。

辞書ですが、日本語で教育を受けてきたということで、
英和辞典、和英辞典 この両方は絶対に必要です。

伝えたい言葉を英語でどういうのかわからない場合、和英辞典で調べます。調べたら今度は英和辞典でどのように使うかを確かめて欲しいのです。和英辞典の中には間違った使い方が書かれている場合もありますので、それはとても大切です。

そして、最初は難しいかと思いますが、英英辞書も手元に置いておいたほうがいいです。
インター校に入ることが決まっているのであれば、Longman Dictionary of Cotemporary Englishぐらいを買っておいた方が懸命です。
例文も豊富ですし、何より見やすいです。
説明文や例文に出てくる英語が難しいと感じる場合は、Oxford Student's Dictionaryも簡単でおすすめですが、語彙数が少ないのであまりおすすめできません。持っていてもいいとは思いますが…

語彙数を増やしたいときや、別の言葉で置き換えたい場合に便利なのはThesaurusです。これはOxfordでもLongmanでも何でもいいですが、コンパクトなタイプがひきやすく簡単です。
最初は簡単なものでいいと思います。日本語では類義語辞典シソーラス)と言います。
娘の話では、論文を書いているときに、もっとかっこいい言葉で書きたいとか、もっと適した言葉があるだろうと思ったときに、シソーラスを大活用したらしいです。あとは辞書代わりにも使えると言っていました。
難しい論文を読むときも、シソーラスで調べて意味を知るということを繰り返していたようです。

もう一つとても役立つのがOxford Collocations Dictionary for Students of Englishです。これは英文を書くときに非常に役立つ辞書で、
Aという言葉とBという言葉が結びついてどのような意味を成すかについて詳しく書かれていますので、そこから新しい言葉を自然かつ間違えることなく学べるようになっています。

上記の辞書を一通りそろえておけば、中学で学んだ英語を使ってある程度の文章を書けるようになります。

後は中学レベルの英語からもっと多くの語彙を増やすために「読むこと」につながります。
それはまた次回書くことにします。

それから、PCを日常的に使っている人にはオンライン辞書もたくさんありますのでとっさの時にはそれに頼るのもいいです。
例えば英語のサイトを読んでいるときなどです。
日本語から英語、英語から日本語に簡単でわかりやすいのはALCの英辞郎on the webです。

英語サイトでしたらLongman English Dictionaryがあります。
Searchのところに調べたい言葉を入れてクリックすると、発音、意味、Collocationなどかなりの量の情報が出てきますので、これを駆使すればコンピューターでワークするときに非常に便利です。

英語についてすばらしい事を書き綴っているmasantaさんという方がおられまして、その方の「英語の勉強法」というお話にも参考になることがたくさん書かれていますので参考になさってください。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
でもなんとなく英語を書いてみようかなって気になりませんか?
楽しんでください。

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セカンダリー編入のための英語力 "Writing"

今日は、中学生以上でこちらのインター校に編入する際に必要な英語力について書きたいと思います。
あくまでも日本の教育を受けていた人の話です。

日本の公立中学で習う単語数は3年間でだいたい900語ぐらいだそうです。高校で学ぶ分をあわせても3000語ぐらいで、語彙数そのものはかなり少ないようです。
ちなみに、娘が英語を教えるのに時々使っている幼児向けのFirst Word Bookに出てくる単語数は700語です。
nativeの幼児や子育てをしている親が日常使いそうな生活基本会話がたくさん出てきます。
そこから見ても中学で900語というのは極端に少ないことがわかると思います。

基本的なグラマーは中学3年間で学べますが、
それでもぜんぜん足りないのが現状ですので、
赴任が決まり、インター校編入しか道が無い場合は、急いで英語の基礎を固める必要があると思います。

もちろん編入後はESLで徹底的に英語を学べるので、そこでしっかり勉強すればある程度定着するとは思いますが、ESLをやっとのことで卒業して、レギュラークラスに入っても、授業についていくのはかなりきついと聞いています。
努力家であること、自主性のある性格でないと、グループワークなどが多いインター校の授業についていくことは大変です。

さて、それでもインター校編入という決断をされた場合、どうやって英語を短期間で習得すればいいのでしょうか?
編入前にすべきことを書いてみました。

まず中学生のうちであれば、一刻も早く中学校で習う英語というのを独学、または家庭教師をつけて終了して何度も「読む、書く、聴く」の練習をしてスキルをアップしなければなりません。
そして高校生レベルの英語の勉強に取り組む必要を感じます。

一番簡単にできる日々の勉強法は、

1.毎日英語で日記を書く。
この場合、単調な毎日を書いてもあまり意味が無いので、見た映画、ドラマ、読んだ本、その時のニュースなど細かいトピックを作って、それについて感じることを書きとめて行くのはいいことだと思います。
それをチェックしてくれる人がいれば一番です。
ニュースや映画は英語で書かれたものがあるので、そういうのをプリントアウトして読むのも勉強になります。そして自分の言葉でそれをまとめていくのです。

書くことはインター校では非常に大切です。
テストの多くが記述式の物が多いので、本格的なwritingは指導者無しに学ぶことができません。
ですから、トピックを限定してそれについて書かれた文章にたくさん触れておくのは大切です。

もちろん意味がわからなければ辞書をひいてください。
単語帳+例文+練習文(自分で作る)を作るのはおもしろそうですね。

インター校で学ぶ生徒達は小学生後半から徹底的にwritingの力を指導されているのでセカンダリーになる頃にはアカデミックな文章をすっと書きます。
書くことは英語(国語)の授業だけでなく、すべての教科で求められるので「日本人は数学が得意だから数学は簡単」とよく言われるのですが、数学でさえ、記述式のテストはたくさんあるのでそのスタイルを学ぶこと無しにテストをパスすることはできません。

もちろん人並みの英語を1年や2年で書けるようになるとは思われませんが、少しでも書くことに慣れておくことは大切です。
ですからセカンダリ編入を考えている人は、まず英語を書くことからはじめてください。日本人にとってListening,ReadingよりもWritingが一番やりやすい分野だと思います。


次回はWritingの練習のために役立つ本を紹介する予定です。

 *Writing中心に英語の指導を丁寧にしてくれる家庭教師の紹介もしていますので、お気軽に問い合わせください。
プロフィールをクリックしていただければメールアドレスが出てきますのでそちらからどうぞ。

アメリカ人はゲームなどを取り入れて楽しい指導をします。
日本人(英語Native)はwritingの基礎を日本語を使って丁寧に指導します。
どちらも私から先生に詳しい要望を伝えて指導のお手伝いをさせていただきますので
どんどんお問い合わせください。

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 香港の学習塾

インターナショナルスクールに入った当初は誰でも学校に追いつくために一生懸命になると思います。

学校からは
「家でも英語を話すようにしてください。」
「学校から紹介するのでTutor(家庭教師)をつけてください。」
「放課後の英語補習をうけてください。」
などと言われてあせることがいっぱいあると思います。

しかし、お子さんの日本語維持をまじめに考えておられるのであれば、家庭内で日本語を話すことは徹底した方がいいと思います。
Tutorをつけることは宿題の手伝いをしてもらえたりもするのでおすすめします。
学校の補習は結構高いので、安いTutorや教室を探した方がいいかもしれませんね。

さて、英語の心配もずいぶん減ってきたし、次はいつ帰国になっても大丈夫なように、日本の勉強もきちんとさせておきたいものです。
特に中学受験、高校受験で帰国子女枠を利用する場合は、もう絶対に塾通いをして、それなりのノウハウを勉強しなければなりません。
世界中から受験してくるわけですからね。
もちろん大学で帰国子女枠を利用するのも同じです。

幸い香港には日系の塾がたくさんあるので安心ですね。
お金はかかりますが仕方ないと思います。
塾でもそう言っています。

では塾のリンクをはりつけておきます。

駿台香港校  
昔からある予備校の香港校です。合格率高いです。

Epis Education Center   
小中学校の学習塾、英語コース、インター生コース(帰国子女受験対策)

ORBIT 
こちらも昔からある老舗学習塾 インター生コースはここが一番有名かな? オーストラリアファウンデーション留学コースなどもありました。


他にも塾はあるので発見したらここに書き足して行きます。


その他、学研教室、公文などもあります。

学研香港有限公司:Tel:2739−4366(日本語)

公文  
日本語の公文(国語、算数、英語)が日本と同じようにできます。
先生も日本人です。



毎年多くの子供たちが帰国子女枠受験で日本に帰っていくかと思いますが、
インター校に通いながら、日本の勉強もばっちり続けることは、子供にとって負担はかなり大きいです。
でも中途半端に帰国になるのであれば、前もって受験をしてちょうど良い時期に帰国するのが良い場合もあります。
お子さんをインター校に入れたいと思ったとき、一度じっくり考えてみてください。
中学卒業までであれば、公立の中学に自動的に入れるので、それまでは大丈夫ですが、
高校になってしまった後で、急に帰国になっても受け入れ先を探すのが大変です。
お子さんの年齢、帰国の時期を考慮してインター校に入れてくださいね。



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American International School

九龍サイドカオルントンにはもう一つインターナショナルスクールがあります。
こちらもデリア同様 幼稚園から高校までの一貫校です。
アメリカの教育カリキュラムに基づいており、高校ではSATとAdvance Placement Courseを取り入れています。

この学校はESLがありませんので、原則として学校のカリキュラムについていけるだけの英語力が必要です。

日本人の数は低学年でも学年に一人か二人ですので、英語を学ぶという形ではなく英語で教育を受けられる学校だと思います。ただ在籍している生徒の国籍はデリア同様アジア系の子供たちでしめられており、
インド系、韓国人、中国人が大半のようです。

校内にプールもありますし、近くに設備の整ったフィールドがあるということですので、体育の時間も充実しているようです。

学年は
Early Childhood (Kindergarten) 2学年
Elementary School (G1-G5) 5学年
Middle School (G6-G8) 3学年
High School (G9-G12) 4学年
になります。


原則として英語力が必要ですので、日本からやってきてすぐに入れるわけではありません。
まずはデリアなどに入って英語力をつけてから編入するのが一番だと思います。

低学年のインタビューの様子は掲示板からの引用ですが、
面接は子供のみ別室に行き、15分ぐらい読み書き(名前・好きな食べ物など)と、算数のテストをしたようです。小さな子供のためのテストであるため、それほど難しいものではないと思います。英語で指示されたことが理解できれば、おそらく答えのレベルはあまり問われないのでは?という印象でした。その後校長先生との面接がありました。内容は仲良しの友達の名前や、好きな遊びなど。面接というよりも、会話という感じのリラックスした内容です。

高学年では英語と数学のテスト(3時間ぐらい)をまず行って、後ほどそのテストの結果を見せてもらいながらのインタビューになるようです。


学校のサイトによりますと、カリキュラムもしっかりしていますし、早い段階でこの学校に入ってそのまま卒業することができれば、アメリカ、カナダの大学に入れるだけの学力は十分つくように感じます。
SAT対策もありますし、APのコースも取り入れていますのでよりアカデミックな授業が受けられるようです。

High School卒業に必要な単位は24単位

  • English   4 credits
  • Mathematics 3 credits
  • Science   3 credits
  • Humanities  3 credits
  • Modern Language 2 credits
  • Physical & Health Education 2 credits
  • Visual and Performing Arts 2 credits
  • Information Technology 2 credits
  • Electives 3 credits

--------------------------------------
Total 24 credits

毎年必ず7コースを選択しないといけないので、フルで取れば28単位取ることになります。
最後の学年ではミニマムで5コース取るか、Advance Placement Courseの単位を取得します。
Grade9以上で他校から編入する場合は、それまで通っていた学校の単位をそのままトランスファーできます。
これは学校が判断するようです。

他の学校でもあるように、Grade9-12は毎年コミュニティーサービスもやらないといけません。
-Grade 9,10 10 hours/year

  • Grade 11,12 20 hours/year

とても大切なことですが、Highschoolでは次の学年に上がるために必要な単位数も決まっており、
それを取らないことには進級できず留年となります。
-A minimum of 4 credits at the end of Grade 9 to be promoted to Grade 10

  • A minimum of 10 credits at the end of Grade 10 to be promoted to Grade 11
  • A minimum of 17 credits at the end of Grade 11 to be promoted to Grade 12

詳しいことは学校のサイトをごらんになってください。

American International School

Address:125 Waterloo Road, Kowloon Tong, Kowloon, Hong Kong

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Concordia International School

九龍サイドにDelia School of Canadaと同じく 日本人が入りやすい学校があります。
カオルントンはYau Yat Chuenにあるこの学校は、日本領事館からも推薦されている学校だそうで、
多くの日本人を受け入れています。

カリキュラムは北米カリキュラムで
学年はGrade7からGrade12まであり、ちょうど日本人小学校を卒業した後から入れます。
Delia School of Canadaは英語力を上げるためにESLクラスを設けているのですが、
こちらの学校はESLがありません。
そこで学校にメールをして聞いてみたところ、
英語のカリキュラムの内容が、主にグラマー全般を学べるシステムになっており、
どの学年に入ってもグラマーを学習できるシステムになっているようです。
もちろんEnglish Literatureも学べますが、学校全体がESLのような感じなのではないかと思っています。

昨日の日記に書いたように、Delia School of Canadaが生徒のレベルにあわせて細かいコース分けをしており、
卒業の形がある意味制限されるのに反して、Concordia International Schoolでは、
あくまでもすべての生徒が、TOEFLとSATの点数をそこそこ取って円満に卒業させるようなコース作りをしています。
卒業後の主な進学先は、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、韓国の大学だそうです。
ただし、海外の大学はTOEFLとSAT Iの結果のみで受け入れてくれるわけではありませんし、
それ以外の成績も見られますので、どこまでこのシステムが通用するかは疑問です。

この学校で学べる科目は

Grade 7

  • Engish
  • Math
  • Science
  • Social Studies
  • Computer-based English
  • French/Speech & Drama/
  • Chin.Studies
  • Putonghua
  • Recreation & Sports

Grade 8
上記科目のうちComputer-based Englishの代わりに
Artを学べます。

Grade 9-10

  • English
  • Math
  • Science
  • Social Studies
  • Computer St./Chin.St./Communication Design & Tech
  • Health St./Recreation & Sports
  • Service Learning

Grade 11-12

  • English
  • Pre-Calculus/Calculus/Business Appl.
  • Physics/History
  • Cemistry/Biology/World Issues
  • Arts/Drama
  • Comupter St./Chin.St.


それ以外に放課後の補習コースとして

  • English for International Communication (Grade 9-12) これが英語の補習クラスのようです。
  • Training for TOEFL (Grade 11 only)
  • Training for SAT I (Grade 11-12)

があります。

この学校に入った当初、英語力が十分ではないので、英語以外の科目にどのように追いつくのかが不思議に感じるのですが、学校全体がESLで、それに見合った内容の授業を行ってくれるのであれば、デリアでまだ英語力が十分ではないのにESLを出されレギュラークラスで学ぶよりかは良心的なのかもしれません。
放課後の補習コースが別料金かどうかはわかりませんが、塾に通わなくても学校でやってくれるのであればありがたいですね。

学費は今現在で、
G7-10 HK$75000/year + HK$11,500(教科書など諸費)
G11-12 HK$75000/year + HK$12,700(教科書など諸費)これ以外にTest代HK$2000かかります。

単位について:High School Diplomaを取るためにはG9-12の間に少なくとも24単位取らなければなりません。
下記がミニマムの20単位です。

  • 4 Credits in English 選択制
  • 4 Credits in Math 選択制
  • 4 Credits in Science 選択制
  • 4 Credits in Social Science 選択制
  • 2 Credits in Fine Arts 選択制
  • 2 Credits in IT 選択制

1 Credit: 135 hours/year (180 classes X 45 minutes per class)

これが卒業までの流れですが、コースが限定されてしまうDelia School of Canadaより柔軟性があると感じますが、
英語力をつけるのにどれだけかかるのか、そしてどこまでカリキュラムの内容を無理なく学べるのか、その点が心配ではあります。

生徒のほとんどが日本人と韓国人そして少しのインド系学生と聞いていますが、Native Speakerがほとんどいないという意味で英語を学ぶ環境は良いとは言えません。
メリットがあるとすれば、とりあえず卒業まではきちんと指導してくれると言うことでしょうか?

Concordia International School
Address: 68 Begonia Road, Yau Yat Chuen, Kowloon, Hong Kong

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